スタンドアロンとネットワーク

コンピュータが誕生した当初, コンピュータは他のコンピュータと接続せずに単体で利用されていた.
この形態をスタンドアロンと呼ぶ.

コンピュータが進化し, やがて複数のコンピュータをケーブルや電波などで相互に接続し, 通信がされるようになる.
この形態をネットワークと呼ぶ.

ネットワークの分類

ネットワークは規模に応じて, LAN, WAN, インターネットに分類することができる.

LAN(Local Area Network)とは, 同じ建物の中にあるコンピュータ, プリンタ, サーバなどを相互接続して情報のやり取りするネットワークのことである.

一口にLANといっても, 家庭内で数台のPCを相互接続している家庭内LANや, 企業内で数百台にのぼるPCを相互接続している企業内LANなど多種多様である.

WAN(Wide Area Network)とは, 地理的に離れた場所にあるコンピュータ, プリンタ, サーバなどを相互接続して情報のやり取りをするネットワークのことである.

WANはNTT, KDDI, ソフトバンクなどのISP(インターネットサービスプロバイダ)が提供するサービス(広域イーサネット, IP-VPN)を利用する.

WANによって, 本社と支店の企業内LANを相互接続したり, 異なる場所にある大学のキャンパス内LANを相互接続することが可能になる.

インターネットとは, 世界中の全てのネットワークを相互接続したネットワークのことである.

インターネット ≒ LAN + WAN と考えれば良い(実際にはダイヤルアップ, ISDNなども含まれる).

イントラネットとは, インターネットの標準技術であるTCP/IPを用いて構築された企業内ネットワークのことである.

ちなみに, アーパネット(ARPANET)とは, 世界で初めて運用されたパケット通信のネットワークであり, インターネットの前身となったものである.